スーパーマーケットでよく見かける野菜たちがなぜ数えられない名詞になるの?ちょっと厄介な野菜たち!

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スーパーマーケットでよく見かける野菜たちがなぜ数えられない名詞になるの?ちょっと厄介な野菜たち!

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スーパーマーケットでよく見かける野菜がなぜ不可算になるのか?について、ここだけのお話をしますね。

例えば、garlic(ニンニク)や spinach(ほうれん草)、celery(セロリ)などスーパーマーケットでよく見かける野菜ですが、これらの野菜は数えられない不可算名詞になるのです。

「えっ、どうして?」と思った人も多いのではないでしょうか?

ニンニク、ほうれん草、セロリを頭の中で描くと具体的な形をイメージできそうですよね。

でも、全てではありませんが、植物系の名詞はちょっと注意が必要なんです。

実はスーパーマーケットなどで並ぶガーリック、セロリー、ほうれん草は原形の姿をしていないのです。

写真でセロリー、ほうれん草、ガーリックを見てみましょう。

セロリー

ほうれん草

ガーリック

上記写真でセロリー、ほうれん草、ガーリックを見ると、私たちが頭の中でイメージするセロリー、ほうれん草、ガーリックとはイメージが異なることがわかりますよね。つまり、スーパーマーケットで並ぶときにはこれらの植物は原形をとどめていないのです。

英語の名詞 garlic, spinach, celery は基本的にこの植物を指しています。もちろん植物の中には具体的なイメージが描ける tomato のような数えられる名詞もありますが、今回紹介したような茎と葉などから成る植物は具体的な形がうまく描けないので不可算名詞になるのです。

実際に、茎と葉だけの植物はどれも同じような絵になってしまい、トマトや人参のようにうまく具体的な絵が描けないですよね。私が植物のほうれん草の絵を描いてもきっとほとんどの人はそれがほうれん草だとは思わないでしょうね。つまり、具体的な絵が描けないということなのです。

Garlic ですが、私たちはお店で並ぶ球形のものをイメージしていると思いますが、前述したように、それは Garlic という植物の一部である球根なのです。確かに、この球根は一見すると数えられるように思えますが、これは Garlic という植物の原形ではないのです。もちろん、球根の中にある1つ1つの片を英語では clove と言い、この clove は可算名詞になります。ニンニクを料理なので使ったことのある人なら clove を具体的な形で描けますよね。

お店で見かける「ほうれん草」は Spinach という植物からもぎ取られた葉の集合体を指しているのです。もちろん一枚一枚の葉を数えることはできますが、これは a leaf (葉)になります。したがって、spinach leaves と言うことは可能ですが、あまりそのようには使われません。お店などでほうれん草を買うときは a bunch を使って、a bunch of spinach (一束のほうれん草)と可算名詞として用いることはよくあります。

そして、私たちがイメージする Celery は茎ですよね。お店で見かける「セロリ」は Celery という植物の茎の部分だけを指しているのです。一本一本の棒状の茎を数えることはできます。これは a stick of celery と表現し、このstick は数えられる可算名詞になります。

頭の中で描く「ニンニク」「ほうれん草」「セロリ」は、「球根」「葉」「茎」の部分を指しているのです。

スーパーマーケットで並ぶ名詞はすでに商品化されているので、原形がわからないものもたくさんあります。

英語の名詞は原形を考えると可算、不可算名詞の区別がよりわかりやすいこともあります。

英語の名詞は奥が深いですね。

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