most vs. most of : 前置詞 of がわかると、most of がどうして特定の名詞を指すのかわかります!

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most vs. most of : 前置詞 of がわかると、most of がどうして特定の名詞を指すのかわかります!

カテゴリー:英文法ここだけのお話


今回の「英文法ここだけのお話」はメルマガTOEICプラスの続きです。

メルマガTOEICプラスでは次の2文の違いを説明しました。

1) Most students in Japan wear uniforms.

2) Most of the students in my school wear uniforms.

1) の生徒は一般的な生徒を指し、 2) の生徒は特定の生徒を指しています。

most は many, some, all などと同じような数量形容詞。これらの数量形容詞は一般的な名詞を修飾します。

つまり、聞き手には話し手が話題にしている名詞を特定できません。あくまでも一般的な名詞を話題にしています。

だから 1)の「学生」は一般的な学生のことを指しています。

1) Most students in Japan wear uniforms.

(日本のほとんど学生は制服を着ています)

一般論なので、聞き手はどの学生のことなのか特定できません。

それに対して、most of は特定の名詞を指します。

これは many of, some of, all of も同じです。

2) Most of the students in the school wear uniforms.

(その学校の学生のほとんどは制服を着ています)

the students in the sool と特定するので、聞き手にはどの学生を話し手が話題にしているかわかります。

どうして most of は特定の名詞を指すのか?

前置詞 of の基本イメージをまず理解しましょう。

of は Y から X が分離し、独立するが、イラスト図のように「つながり」があることを理解しましょう。

次は最上級を用いた of のイメージ図です。

He is the tallest of the three.

(彼は三人の中で一番背が高い)

of は最上級の3人の中から一番背の高い男の子が出てくるイメージ。

でも男の子は3人の中の一人、つまり、of の「つながり」のイメージがきちんと残っていますね。

このように of はある特定の枠の中から人やモノが出てくるイメージなのです。

しかし、肝心なのは出てきた人やモノはその特定の枠に所属しているということ。

most of も上のイラストと同じイメージで、of の後には特定の枠(名詞)がくるのです。

だから、of の後の名詞には the や 所有格がつくのです。

そして、その特定の枠(名詞)の中から most が出てくるイメージですね。

でも、most はその特定の枠に所属しているイメージも忘れないように。

Most of the students in the school wear uniforms.

(その学校の学生のほとんどは制服を着ています)

特定の学校の学生の中から most(学生の大半) が出てくるイメージです。でもその学生の大半はその特定された学校の生徒に属しているのです。

こんなイメージです!

丸暗記もよし。

でも、英文法とイメージして理解するのも面白い!

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