フルーツは数えられない名詞、野菜は数えられる名詞、どうして?

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フルーツは数えられない名詞、野菜は数えられる名詞、どうして?

カテゴリー:英文法ここだけのお話

どうして fruit は不可算名詞(数えられない名詞)になり、vegetables は不可算名詞ではなく、可算名詞(数えられる名詞)になるのか?

こんな疑問を持ったことありませんか?

確かに、どちらも同じようなカテゴリーに属するように思えますよね。

なのに fruit は不可算(数えられない名詞)、vegetables は可算名詞(数えられる名詞)

どうして?

vegetables に関しては私も長年不思議でした。ネット上でも色々なご意見が氾濫しています。ネイティブ間でも意見が色々です。

これは英語という言語の摩訶不思議の一つなので、丸暗記したほうがよいという意見が多いようです。残念ながらネット上でも、文法書でも納得のいく説明は見られませんでした。

ということで、ここからは私なりの解釈です。共感できれば参考にしてください。

私はセミナーやレッスンでいつも同じことを言っていますが「数えられる名詞」なのか「数られない名詞」なのかの区別は「頭の中で具体的なイメージができるかどうか」という至ってシンプルな判断基準です。

例えば、リンゴなら、ふつう数えられる名詞ですよね。しかし、リンゴだって「数えられない名詞」になることがあります。

There is an apple on the table.(テープルの上にリンゴが一つあります) 

頭の中でこの文章を描いてみてください。

テーブルの上に具体的なリンゴの形がイメージできましたね。

だから、数えられる an apple となるのです。

There is some apple in the salad. (サラダにはリンゴが入っています)

頭の中でこの文章を描いてみてください。

サラダの中に具体的なリンゴの具体的な形がイメージできましたか。もちろんできませんよね。もう原形をなくしたリンゴです。こういう場合はリンゴも不可算名詞になるのです。

この名詞のイメージ(英語)脳で「フルーツ」をイメージしてみましょう。

フルーツって具体的な形がありますか?

う~ん、ないですよね。

もし具体的な形がイメージできたなら、それは個々のフルーツの種類(りんご、みかん、レモンなど)をイメージしたのではないでしょうか?

つまり「フルーツ」には具体的な形がないのです。だから数えられない名詞として理解できますね。しかし、個々の種類が出てきたなら、フルーツは数えられる名詞にもなるのです。

Children should eat a lot of fruit.
(子供はたくさんフルーツを食べなきゃいけない)

集合的にフルーツを頭の中イメージしている(具体的な形はない)

You can find the most fruits at this market.
(このマーケットならたいていのフルーツが見つかるよ)

個々の種類のフルーツを頭の中でイメージしている(具体的なフルーツの形がある)

このようにフルーツは可算にもなり、不可算にもなります。

問題はどうして野菜が「数えられる名詞」なのか?

名詞のイメージ脳で野菜をイメージしても、野菜には具体的な形がありません。

頭の中で野菜を描いてみてください。

具体的なイメージが浮かびますか?

浮かばないですよね。もし浮かんだのであれば、それは前述のフルーツと同じで個々の種類ではないでしょうか?

そう考えると、vegetable(野菜) もフルーツと同じで数えられない名詞になるのではないでしょうか?

ところが、辞書を引いても文法書でも vegetable(野菜) は「数えられる名詞」で通常複数形で使われると記述されています。

そこで私は昔々のネイティブたちは頭の中では野菜が具体的な複数の形がイメージされていたのではないかと疑問をもったのです。

しかし、いくら探してもそのような記述はどこにもなく、やっぱりこれは例外的に暗記すべきものなのかと諦めていました。

実際に言語には例外はつきものですからね。。。

が、しかし、なんと灯台下暗し、常に手元にあるジーニアス英和辞典第4版で vegetable を引くと、解説の中で「野菜」と言えば欧米人は「豆類とニンジン」を思い浮かべる と記述があるのです。

もし、これが本当ならなるほど!!

野菜はネイティブの頭の中では、もともと特定の複数の形が描かれていたので、常に数えられる複数形ということも納得できますね。

だから、野菜(豆類とニンジン)は vegetables と複数形で使うことが多いのです。

ただ、このジーニアスの解説に信憑性がどれほどあるかはわかりません。

したがって、あくまでもジーニアスの解説が正しいという前提で、野菜が数えられる複数形という意味が理解できるわけで、もし何の根拠も無ければ、やはり例外として覚えるしかないでしょうね。

どちらにしても、これだけ頭の中をグルグルと回せば、野菜が数えられる複数形だともうすでにこれを読んでいるあなたも覚えてしまったのではないでしょうか。

ちなみに、vegetable が数えられない場合は「植物」という意味になります。

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