to vs. for
The author would like to express his ______________ to the editors for their assistance with his novel.
(A) appreciation
(B) appreciate
(C) appreciative
(D) appreciatively
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時間 :15秒以内
難易度:★☆☆
答 :(A)
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次の空所に入る適切な前置詞はなに?
I expressed my thanks _______ him _______ his hospitality.
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答:to / for
イディオムとして「感謝 to 人 for 事柄」と覚えている人もいるかと思います。
でも、どうして「人」に to 「事柄」に for が使われるのでしょうか?
前置詞 to と for の基本イメージから考えてみましょう。
to の基本イメージは「方向+到達」です。
例えば、I gave the book to Mike.
この文は「私はマイクに本をあげた」と和訳されますが、直訳イメージ次の通りです。
私はあげた、その結果、本はマイクに到達した
つまり、to のイメージは、本がマイクに到達することを表します。
I gave the book → Mike こんなイメージで、マイクは本の移動先なのです。
for の基本イメージは「方向」です。
for は「方向」から「目的」さらには「等価」というイメージに拡張します。
では「感謝の気持ち」を考えてみましょう。
例えば、あなたの友人があなたを支援してくれたとします。その支援に対してあなたは感謝しますよね。そして、あなたの「感謝の気持ち」と友人の「支援」は同等のものでなければなりません。
「感謝の気持ち」は友人の「支援」以上のものでも、それ以下のものでもありません。
「感謝の気持ち」と「支援」は、ある意味「等価」の関係なのです。
つまり、
Thank you for your support.
(ご支援に感謝します → 支援に相当する感謝の気持ち)
今回の問題文をもう一度見てみましょう。
I expressed my thanks to him for his hospitality.
それぞれの3者関係を見てみましょう。
まずは、my thanks to him
感謝の気持ちを彼に届ける(到達させる) だから、到達の前置詞 to が用いられます。
次に、my thanks for his hospitality
「私の感謝の気持ち」は「彼の親切なもてなし」以上のものでも、それ以下のものでもありません。
つまり、「私の感謝の気持ち」と「彼の親切なもてなし」は「等価」の関係を表します。だから、等価の前置詞 for を用いるのです。
どうですか。丸暗記も悪くないけど、理屈とイメージがわかると前置詞が無機なものから有機なものに変わると思いませんか。
こんな風に前置詞を捉えるのも一つの学習方法です。
英文法は簡単明瞭!
丸暗記するのもよし。でも、理論とイメージで考えるのも面白い!
