場所の at と in の使い分けはどうやるの?
次の問題文で考えてみましょう。
適切な前置詞はどっち ?
1) You can buy this magazine ( at / in ) the bookstore near the office.
2) You can find him ( at / in ) the bookstore near the office.
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答:1) at 2) in
どちらを使ってもコミュニケーションが崩れることはありませんが、at と in では頭の中の意識イメージが異なります。
前置詞にはそれぞれ基本イメージがあります。それを理解することで前置詞はより身近な存在になってくれます。
では、at と in の基本イメージを見ていきましょう。
at は「点」という基本イメージから「従事」→「活動」といったイメージに拡張します。
in の基本イメージは、あるものが他のものに「包まれている」イメージです。
at the bookstore は、本屋にくっついて「従事」「活動」をしているイメージ、つまり「買い物」が意識の中にあります。
1) You can buy this magazine at the bookstore near the office.
(この雑誌は会社の近くの書店で買えるよ) [本の買い物に意識がある]
少し頭を柔らかくして、at の「点」から「従事」「活動」の拡張イメージで考えてみましょう。
まず、 次の三者関係をみてましょう。
You at the bookstore
You が the bookstore「点」にくっついているイメージです。
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本屋にくっついているイメージから、そこで何らかの活動(ちょっとオーバーですが)をしているイメージ。
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本屋で活動しているイメージから、「買い物」というイメージになるのです。
だから、1)の文は買い物に意識があるのです。
それに対して、in the bookstore は単に本屋の建物空間が意識の中にあるだけです。
2) You can find him in the bookstore near the office.
(彼なら会社の近くの本屋にいるよ) [本屋の建物空間に意識がある]
三者関係を見てみましょう。
him in the bookstore
him が the bookstore に「包み込まれている」イメージ。
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本屋に包み込まれているイメージから、本屋の建物空間がイメージされます。
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だから、2)の文は建物空間に意識があるのです。
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